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社会開発

セクター概要

多様化する途上国の開発課題が解決され、持続可能な発展が可能となるためには、貧困層の多くが生活する農村部の人々が、自らの可能性や課題に気づき、解決していこうとする力を引き出すこと、すなわちコミュニティ・エンパワメントの実現が重要です。貧富の格差や、民族や身分・ジェンダー不平等といった様々なバイアスがあるなか、農村社会の中でも、特に立場の弱い人々の生活が少しでも改善され、社会全体の変革に繋げていくことができるためには、何ができるでしょうか。
私たちは、コミュニティの持続可能な発展、社会的弱者の支援に繋がる有効かつ実践的な問題解決・改善策を提言し協力を実施することをミッションとし、社会開発分野の事業に幅広く取り組んでいます。
具体的には、農産物加工による付加価値向上を通じた農民グループのエンパワメント、災害被災者や開発事業に伴う移転住民の生計回復支援、コミュニティへの裨益を第一に考えた観光振興策の推進、ジェンダー平等推進に向けた調査、水・森林資源を管理する組合の組織強化など、コミュニティが抱えるさまざまな課題とニーズに対する協力支援を展開しています。

近年の主な受注案件

対象国・地域 案件名 実施期間
キューバ
基礎穀物のための農業普及システム強化プロジェクト
2017年01月～2022年02月
モザンビーク
一村一品運動を通じた地域産業振興プロジェクト
2013年01月～2017年01月
途上国全般（事例調査対象国：キルギスおよびケニア）
女性のエンパワーメント推進にかかるODAの評価
2019年07月～2020年03月