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ダルフール3州における公共サービスの向上を通じた平和構築プロジェクト

プロジェクト概要

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対象国・地域 スーダン共和国
実施期間 2015年03月~2019年03月
発注者 国際協力機構(JICA)

主な活動

2003年、政府軍と反政府勢力の武力衝突に端を発したダルフール紛争は「戦後最大の悲劇」と呼ばれ、民間人を含む大きな犠牲者を生んできました。それから10年以上たった現在も完全な和平合意に至らず、加えて部族間抗争の広がりにより、紛争は複雑化した状況にあります。2016年現在、30万人の難民、260万人の国内避難民が故郷を追われて生活しており、その多くが援助機関による人道的支援に依存しています。
このような環境下、本プロジェクトは、公共サービスの改善を通じて人々の生活を改善すると同時に、紛争で傷ついた人々の信頼感の回復を目指しています。対象領域は、保健、給水、雇用、公共事業評価の4分野で、21のモデル事業が実施されています。また、関連省庁の組織能力強化を図るため人・物・金・システムに関する総合的な支援が行われています。全ての活動は紛争要因分析に基づいて行われます。紛争の原因を縮小化すること、紛争の被害にあった生活弱者のニーズを重視すること、また平和に対する女性の貢献を最大化することもプロジェクト全体の思想です。このような思想を州政府、市民と共有し、協働して公共サービスの改善に取り組むことで、人々の信頼が醸成され、それが地域の安定につながると我々は考えています。

担当者から一言

本プロジェクトでは、対象地域が紛争地であるため、日本人は活動現場に入れません。プロジェクトは首都ハルツームから遠隔操作によって運営されています。また、1つのプロジェクトで複数の分野を統合的に支援する大型案件であるという特徴を持っています。このような手法は、今後の平和構築案件のモデルとなると考え、そのアプローチの検証にも力を入れています。