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お知らせ

弊社実施プロジェクトが第13回JICA理事長賞を受賞しました

弊社(プロジェクト実施時はシステム科学コンサルタンツ株式会社)が実施した技術協力プロジェクト「フィリピン国 コーディレラ地域保健システム強化プロジェクト」(2012年2月~2017年2月実施)が、第13回JICA理事長賞(事業部門)を受賞いたしました。

このプロジェクトは、フィリピンの中でも特に地理的条件の悪い山岳地帯において、僻地における医療施設整備や医療従事者の能力強化、そして、妊産婦の国民健康保険制度への加入促進を通じ、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ (UHC)実現を支援しました。これらの活動により、妊産婦・乳幼児死亡率を低減することに成功したのです。また、フィリピンでは地方分権化が進んでいるため、プロジェクトは施設分娩率等のデータを地方自治体向けに分析のうえ、グラフなどで分かりやすく示し、政策決定に使ってもらえるよう働きかけました。これにより、母子保健に関する法整備が行われ、さらには、よりよいサービス提供のための自治体予算が確保されるようになりました。
弊社は、2004年に実施した「フィリピン保健分野プロジェクト形成調査」を皮切りに、本プロジェクトの実施までフィリピンにおける保健医療分野のプロジェクト実施に一貫して携わってきました。この度の受賞は、弊社のプロジェクト事業運営が高く評価されたものです。

近年、JICAでは「持続可能な開発目標(SDGs)」においても重視されているユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成に向けた支援事業に力を入れています。このプロジェクトはまさに、UHC支援の成功例であったことも受賞理由の一つであり、JICA主催の研修やセミナーなど様々な場面で繰り返し紹介されています。

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