KRCは2017年10月、職場体験実習（インターンシップ）を実施しました。この制度は、企業で働いた経験が少なかったり、自分の適性を見定めたいと思っている障害のある方に企業が実務体験の機会を提供することを目的としています。

　公益財団法人東京しごと財団を介して面談した21名のうち、2名が10月24日～27日、KRCにて業務を体験しました。総務部経理グループでは伝票整理、会計書類などのコピーとファイル作成を、教育・産業人材開発部では10月末に開始するJICA研修プログラムで使用する配布資料のコピー作成をそれぞれお手伝い頂きました。

　東京しごと財団担当者同席のもと、最終日に面談を行いました。そこでお二人からいただいた感想は、「和やかな雰囲気の中で仕事ができました」、「企業で働いていく自信がつきました」でした。

　他方、受け入れたKRC側にも多くの学びがありました。「個性に応じた少しの配慮があれば、ともに働いていくことができる」、「上司の明確な作業指示は、障害の有無にかかわらず、優しい職場づくりの第一歩」、「小さな取り組みでも、インクルーシブ社会の実現に向けて、こういった経験を積み重ねていきたい」などという声が社員から聞かれ、KRCの障害者雇用に向けた取り組みを前向きに進める良い機会となりました。

実習生にファイリングしていただいた研修資料

実習生にファイリングしていただいた伝票