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お知らせ

弊社顧問がモンゴル国大統領から北極星勲章を受賞しました

 この度、砂川特別顧問がモンゴル国大統領から北極星勲章を受賞しました。北極星勲章(別名:アルタンガダス勲章)はモンゴル国大統領より外国人に与えられる最高の栄誉とされています。
  弊社は、2006年よりこれまで、モンゴル国に対し中小企業育成・環境保全ツーステップローン事業にかかるコンサルティングサービス(フェーズ1&2)を提供してきました。この間、砂川顧問は総括として両案件に従事し、同国の中小企業金融の強化に貢献しました。
 授賞式では、ハルトマーギーン・バトトルガ大統領より、モンゴル経済において中小企業セクターの役割は大きく、TSL案件を通じて中小企業育成に取り組んできた砂川顧問への謝辞が述べられました。

2017年11月10日大統領執務室にて授賞式の様子(2017年11月10日)
モンゴル大統領Mr. Khaltmaagiin Battulga(ハルトマーギーン・バトトルガ)から直接メダルを授与されました


   【砂川のコメント】

「この度、思いがけずモンゴル政府から外国人が受賞する最高とされる北極星勲章を受勲しました。受賞の理由は私どもKRCが長年現地でやってきたツーステップローン(TSL)を通じて中小企業の育成に貢献したということでした。
 思い返すに2003年に外務省のODAミッションで初めてモンゴルを訪れた時、丁度民営化が本格的に始まったころで、大きな古いビルの一階に粗末な商店が竹の子のように出現していました。だけどそれらは政府の言う市場経済化を支える生産活動ができるようなものではありませんでした。必要なのは製造業なのです。
 調査してみると製造業の起業には機械設備を買うための長期資金が無いとのことだったので、SME振興のためのTSL円借款の供与を提案しました。結果は中小企業育成と環境保全のための資金を合わせて総額25億円の円借款が2006年に、続いて2010年に第2次の円借款50億円が供与されました。そしてこの75億円の資金はすべて融資され、現在リボルビングの段階に入っていて、現在の資産残高は利子収入を含め約90億円に至っています。累計融資件数は760件余で、モンゴルの全21アイマック(州)にまたがり、新規雇用人数は約1万人とされています。現在、TSL事業の自立性、継続性を確保するため、リボルビング資金を基金として、TSL事業を運営するための政府、民間及び国際金融機関を株主とする中小企業開発公社(SME/DFC)を設立すべく、MOF、JICAの指導の下努力しています。これを設立することによって待望の第3次円借款がより早く実現することが期待されます。
 本TSL事業を振り返ってみると、今まで逆風も多々ありましたが、信ずるところを継続して追求していけば必ず道は開けるということを身をもって感じた次第です。「道は未だ遠く、厳しい」ですが、夢をもって精進したいと思っています。」(2017/11/24 記、砂川 眞)