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ガバナンス

セクター概要

開発途上国の安定的な発展のためには、その国が持つ資源を効率的に、また国民の意思を反映できる形で動員し、配分・管理するための仕組みが必要です。これには政府の機構制度、政府・市民社会・民間部門の間の協働関係や意思決定のあり方など、社会全体のあるべき姿が含まれ、これらを総称してガバナンスと言います。ガバナンスは国の成長や発展の制度的基盤となるものですが、開発途上国では、歳入構造の脆弱さ、行政官の数や能力の不足、不適切な行政管理制度等が原因で、国民のニーズに合った効率的な行政サービスが提供されないことがあります。また、公共事業実施のプロセスが不透明であるため、不正や汚職が発生することも少なくありません。私たちは、中央政府レベル、地方政府レベルにおける行政制度の整備、公共財政管理(Public Financial Management:PFM)の改善、行政組織の業務改善・強化、公務員の能力向上、地方分権化によるサービス向上に至るまでガバナンス分野における総合的なコンサルティングサービスを提供し、開発途上国政府が住民ニーズに応えた公共サービスを効率的に提供できる環境づくりを支援します。

近年の主な受注案件

対象国・地域 案件名 実施期間
マラウイ
公共投資計画能力向上プロジェクト フェーズII
2013年03月~2017年09月