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健康保険制度に係る情報収集・確認調査

プロジェクト概要

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対象国・地域 ベトナム
実施期間 2016年10月~2017年03月
発注者 国際協力機構(JICA)

主な活動

ベトナムは、1986年に健康保険制度を導入しました。2009年からは皆保険の実現に向けた様々な取組みを行っています。2016年末時点での公的健康保険の加入率は8割を超えていますが、公的健康保険を使うと病院での手続きが長くなる、公立病院が信頼できない等の理由で有効に活用されておらず、医療費負担のために経済的に困窮する世帯も少なからずあるのが現状です。
ベトナムのユニバーサルヘルスカバレッジ(UHC:誰もが適正な経済的負担で必要な保健サービスを受けられる状況)を実現するためには、皆保険のみならず、医療サービスの質や病院の経営状況の改善、適切な診療報酬や薬価の設定等、幅広い取り組みが必要です。私たちは、ベトナムのUHCへの取組みについて、健康保険制度を中心に基礎情報及び最新の状況について調査・分析を行いました。また、日本の健康保険制度整備の歴史や、継続的な改善の仕組み等をベトナムの関係者に紹介し、彼らが現在直面している課題に活用できる日本の経験や知見についても整理しました。これらの結果から、ベトナムのUHC実現のためのロードマップと、それに貢献できる今後の協力について提案しました。

担当者から一言

ベトナムの健康保険制度をめぐる状況は、この調査の間にもめまぐるしく変化しました。想定外の出来事の連続でしたが、日越の関係者と協力して、調査結果を取りまとめることができました。その過程において、日本や近隣アジア諸国のUHC達成への取り組みについても学ぶことができ、実りの多い調査となりました。