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保健医療・社会保障分野

パキスタン国パンジャブ州栄養施策推進アドバイザー業務

国名:パキスタン
発注元:国際協力機構(JICA)
期間:2022年12月~2024年12月
関連機関:パンジャブ州計画開発局マルチセクトラル栄養センター

  • 重度の栄養不良の子ども。こうした子を減らすことがプロジェクトの目的です

  • 養鶏指導により、お弁当にタマゴ料理がプラスされた子どもが増えています。

  • 学校や保健センターに整備された菜園の案内板です

  • それぞれの野菜の区画の目印。栄養情報も付記されています

  • 学校菜園でトマトの世話をする小学生です

しっかりと栄養をとることの大切さについて知ってもらうための活動です

パキスタンでは、多くの子どもたちが発育阻害、低体重などの問題を抱え、栄養不良の状態にあります。

本業務は、パキスタン最大の州であるパンジャブ州の「マルチセクトラル栄養センター」の活動を支援するため、住民の栄養改善や意識啓発に向けた取り組みを進めています。

具体的には、保健所と学校での菜園・養鶏の導入、トイレ整備、デモンストレーションと研修を通じた家庭への普及を行っています。また、コミュニティレベルの活動に加え、栄養改善のためのレシピや手洗い動画等を作成し、意識啓発活動に役立てていく予定です。さらに、これらの活動のモニタリングを通じて、「マルチセクトラル栄養センター」の運営能力強化を目指しています。

国際情勢の急激な変化を意識しつつ、産業競争力強化・経済特区開発支援やデジタル技術を活用した各種支援(起業家向け、公共サービス向上等)を通じて、途上国のビジネス環境整備に携わっています。また、国内外の官民のネットワークを活かして、日系企業の海外進出や海外インフラ開発支援、途上国企業とのマッチング支援等、相互の民間企業の活性化に貢献しています。

教育計画の策定、教育機関の運営能力の向上、教員の養成、教材の開発といった途上国における技術協力を通じて、すべての人に質の高い教育を提供できる社会の実現に貢献しています。
現地の教育省や学校と協力しながら基礎教育、高等教育、インクルーシブ教育など多岐にわたる領域・分野で活動しています。

途上国の格差の是正を目指し社会的弱者支援、農村地域の発展、ガバナンス向上のために有効かつ実践的な問題解決や改善策を提供します。特に紛争影響地域においては、公正で信頼できる行政機能強化、雇用促進、コミュニティの能力強化を通じて、復興と紛争の再発防止に繋がる社会の形成に貢献しています。また、日本国内の地域振興と住民生活の向上を目指し、中央省庁および地方自治体に対するコンサルティングも展開しています。

保健医療と社会保障の双方の視点から、途上国の保健人材育成、病院建設や運営体制強化、社会保障制度の強化等に係る技術協力や調査を通じて、社会的弱者を含むすべての人々のウェルビーイングの向上に貢献しています。具体的には、栄養改善、保健システム強化、健康保険制度強化、生活習慣病対策、障害と開発、高齢社会対策など多岐に渡る分野で活動をしています。

主に無償資金協力や有償資金協力での施設整備・機材調達に係る調査・計画・設計・監理に対するコンサルティングサービスを提供しています。
現地調査により現状と支援のニーズを把握し、施設や機材の利用方法、維持管理についてカウンターパートと積極的な意見交換を行い、その結果を計画・設計に反映させることで、現地のニーズに合った施設や機材の整備を支援しています。