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保健医療・社会保障分野

フィジー国生活習慣病対策プロジェクトフェーズ2

国名:フィジー共和国
発注元:国際協力機構(JICA)
期間:2022年2月~2026年4月
関連機関:保健医療サービス省ウェルネスセンター

  • 保健センターの看護師や栄養士などに対する、パイロット活動の実施状況の聴き取りと指導です

  • パイロット活動の担当者に対する、健康診断の実施や測定方法などの研修を行いました

  • 健康診断やフォローアップの記録状況などに関する看護師からの聴き取りを行いました

自分たちの健康を自分たちで守れる国に

フィジーでは生活習慣病による働き盛り世代の死亡が、人々の生活や国の経済発展に暗い影を落としています。その多くは、心血管疾患や糖尿病など、生活習慣を改善することで防げる病気が原因です。

そこで、日本の経験を活かして健康診断と保健指導を普及させ、国民一人一人が自分の健康状態を知り、日々の運動や食生活の見直しへの「やる気」を呼び起こすための仕組みづくりや能力の強化を支援しています。

国際情勢の急激な変化を意識しつつ、産業競争力強化・経済特区開発支援やデジタル技術を活用した各種支援(起業家向け、公共サービス向上等)を通じて、途上国のビジネス環境整備に携わっています。また、国内外の官民のネットワークを活かして、日系企業の海外進出や海外インフラ開発支援、途上国企業とのマッチング支援等、相互の民間企業の活性化に貢献しています。

教育計画の策定、教育機関の運営能力の向上、教員の養成、教材の開発といった途上国における技術協力を通じて、すべての人に質の高い教育を提供できる社会の実現に貢献しています。
現地の教育省や学校と協力しながら基礎教育、高等教育、インクルーシブ教育など多岐にわたる領域・分野で活動しています。

途上国の格差の是正を目指し社会的弱者支援、農村地域の発展、ガバナンス向上のために有効かつ実践的な問題解決や改善策を提供します。特に紛争影響地域においては、公正で信頼できる行政機能強化、雇用促進、コミュニティの能力強化を通じて、復興と紛争の再発防止に繋がる社会の形成に貢献しています。また、日本国内の地域振興と住民生活の向上を目指し、中央省庁および地方自治体に対するコンサルティングも展開しています。

保健医療と社会保障の双方の視点から、途上国の保健人材育成、病院建設や運営体制強化、社会保障制度の強化等に係る技術協力や調査を通じて、社会的弱者を含むすべての人々のウェルビーイングの向上に貢献しています。具体的には、栄養改善、保健システム強化、健康保険制度強化、生活習慣病対策、障害と開発、高齢社会対策など多岐に渡る分野で活動をしています。

主に無償資金協力や有償資金協力での施設整備・機材調達に係る調査・計画・設計・監理に対するコンサルティングサービスを提供しています。
現地調査により現状と支援のニーズを把握し、施設や機材の利用方法、維持管理についてカウンターパートと積極的な意見交換を行い、その結果を計画・設計に反映させることで、現地のニーズに合った施設や機材の整備を支援しています。